こんなお悩みはありませんか?
- 息子さんを逮捕したと、警察から電話があった
- 鑑別所と少年院の違いなど、少年事件の流れを教えてほしい
- 勾留が続くと、学校の出席日数が足りなくなってしまう
弁護士に相談するメリット
本人の反省はもちろんですが、親族や友人との関係をどう改めていくのかも、少年事件の大きなポイントになります。また、鑑別所に入ったり、結果が保護観察や少年院送致になるなど、成人の刑事事件とは異なった手続きとなりますので、専門家の知見をお役立てください。
少年事案の進め方
ケース
ご依頼者はお母さん(母子家庭)で、仕事が忙しく、家を空けることが多かった。そのため、息子さんは家に帰らず、友人らと深夜に遊ぶことが増え、結果窃盗事件等を多数起こしてしまった。
考えられる選択肢
プランA
保護観察をねらうため、引っ越しすることを提案いたします。裁判所が心配するのは、息子さんがグループに戻り、犯罪を繰り返すことです。悪影響を与えかねない環境が一新されれば、保護観察で済むでしょう。
プランB
引っ越しが難しい場合は、友人らとの関係を断ち切るよう誓います。それでも裁判官や調査官が納得しない場合は、試験観察(試験観察とは、少年の更生の度合いを確かめるために、自宅に戻り何か月か少年の様子を見る中間的な処分です。)を狙います。ただし、試験観察中に新たに事件を起こしてしまうと、少年院送致もあり得ます。試験観察中に真面目に生活していれば、保護観察で済みます。
プランC
母以外に頼れる親戚(祖父母など)がいるのなら、同居をお願いし、その方に監督をお願いしてみてはいかがでしょうか。その方の人間性や息子さんとの関係が良ければ、保護観察もあり得ます。
ご依頼者の選択
プランA
引っ越しをすることを決め、今までとは環境を変えることで、少年院送致を免れ、保護観察処分となりました。
弁護士からのアドバイス
引っ越しは、少年事件に限らず、イジメを受けたケースなどにも有効です。引っ越しするのは大変な作業ですが、住めば都という言葉もあります。思い切って引っ越しをして、ご家族がより幸せになったという事案は、多くあります。
良くある質問
少年鑑別所には、どれぐらい入れられるのでしょう?
一般的に4週間弱の間、鑑別所に入り、少年の性格や能力の調査などが行われます。
留置場や鑑別所での面会の際、話してはいけない内容はあるのでしょうか?
違法なことを勧める(証拠隠滅や逃亡の手助けをすることなども含む。)のは論外ですが、タブーのようなものは特にありません。少年が前向きになるようなお話をしていただきたいです。